境界病変の軟部腫瘍

類腱腫はデスモイド腫瘍とも呼ばれ、最も頻度の高い良悪性境界の軟部腫瘍です。腕や脚に限らず胸壁や腹壁にも発生し、皮下組織から筋肉内まで様々な場所に発生します。
非常に硬い腫瘍で、読んで字のごとく腱のように硬く触れます。
疼痛を伴うことも多い腫瘍です。
以前は切除が主な治療方法でしたが、術後の再発率が非常に高いことと、手術をしなくても自然に小さくなる場合があることがわかるようになってからは、すぐに手術はせず、経過をみることが多くなってきています。