2011年9月26日に導入された64列マルチスライスCT(シーティー)装置を使用して新しい検査が始まりました。
1つ目は心臓の3D検査です。
心臓に血管を送っている冠動脈の3D検査ができるようになりました。
これにより、冠動脈の細くなっている部分や、以前にステント治療等をされた方の現在の様子の観察が容易になります。
2つ目は大腸の仮想内視鏡3D検査です。
CT(シーティー)の画像を使用して、内視鏡(大腸カメラ)のように大腸内部を観察することができます。
空気で大腸を膨らませてCT撮影を行うだけですので、大腸カメラやバリウムの通りにくい方でも少ない負担で検査が可能になります。
新しい機器の診断能の高さを生かして、各診断科・主治医と連携して臨床上優れた画像を提供できるよう、最大限活用してまいります。
執筆:Y.M