診断 (腫瘍かどうか?) |
|||||||||||||||
腫瘍の場合 あるいは 判断が難しい場合 |
経過の観察 患部の状態 画像所見などより |
腫瘍ではない場合 | |||||||||||||
生検 | |||||||||||||||
病理組織診断 | |||||||||||||||
悪性の場合 | 良性の場合 | ||||||||||||||
検査 (MRI, CTなど) |
|||||||||||||||
病期決定 | |||||||||||||||
治療方針のご相談 |
必要に応じて治療 治療不要なら 経過観察 または診療終了 |
||||||||||||||
骨軟部腫瘍科を受診された患者さんは、最初に病気の診断を行う必要があります。
まず腫瘍なのか腫瘍ではないのかを判断します。
これには病気の経過と患部の状態、そして主に画像所見を用います。
判断が難しい時や、腫瘍と判断された時、多くの場合は生検を行います。
生検には外来で行う針生検と、入院のうえ手術室で行う切開生検があります。病変の部位、大きさにより生検の方法を使い分けています。
生検で得られた組織を顕微鏡で検査し(病理組織診断)、腫瘍か腫瘍ではないのか、腫瘍であれば良性なのか悪性なのかを判断します。
診断決定後は、その診断結果によりその後の流れが異なります。
腫瘍ではなくても、治療が必要な場合もありますので、必要に応じて治療を行います。
治療が不要の場合は経過観察のみとなるか、もしくは診療終了となります。
良性腫瘍の場合は、その腫瘍の治療が必要なのか不要なのか判断が必要です。
良性腫瘍であっても治療せず経過をみることもあります。
手術が必要な場合はその時期などについて相談いたします。
悪性腫瘍の場合は、治療方針を決めるために病期を決定する必要があります。病期とは、腫瘍の位置や大きさ、そしてどこまで広がっているかを表す指標です。
これは主にMRIとCTで検査します。
病期決定の後、治療方針について相談いたします。