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当科の手術実績

 北海道がんセンター乳腺外科の乳癌手術数は年々増加し2019年で418例と北海道で第一位でした。2020年はコロナ禍で初めて減少となりましたが、2021年には回復したペースで診療を行っています。
 確実な根治手術を行うだけではなく、整容性の維持も重視しております。乳房温存手術では、必要十分な切除を行った後、乳腺をできるだけ授動し変形が少なくなるように工夫しています。約70%にアイソトープ・色素の併用法にてセンチネルリンパ節生検を行い、腋窩リンパ節に転移がない場合には腋窩郭清を省略しています。また、1.5cm以内に限局した病変では外科切除を行わずラジオ波による焼灼療法を患者申出療養による他施設共同研究として行っています。
 乳房全摘が必要な場合でも、条件を満たせば乳房同時再建を行うことができます。エキスパンダーを乳癌手術と同時に挿入し乳房の喪失感を軽減します。当院は常勤の形成外科と乳房再建に取り組んでおり、日本オンコプラスティックサージャリー学会で一次および二次再建可能施設として認定されています。インプラントを用いる方法以外にも自家組織を用いた再建も行っています。それぞれ利点、欠点があることから専門医と相談し選択することができます。
 当院は北海道のがん拠点病院であり、初発の乳癌手術患者さん以外に、他院から紹介される再発・転移患者も多く診療しています。治験・臨床試験なども積極的に行い、乳がん治療において北海道内で最も先進的な治療を患者さんに提供させていただいております。

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