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栄養管理室について

栄養管理室の紹介

栄養管理室は統括診療部に属しており、管理栄養士6名・調理師8名・事務員1名、業務委託スタッフで運営しております。
栄養管理室では安心安全な食事はもちろん、治療中の患者さんが病気に打ち勝つための元気が出る食事の提供を目指しています。
私たちは“病院食=味が薄い、冷えている、まずい”などの従来のイメージを払拭したいと考えています。
「味は薄味だけど、出汁が効いて美味しい」「出来立てのような温かいご飯とお味噌汁」「見た目からも美味しい食事」と感じて頂けるように栄養士、調理師、スタッフが心を込めて食事の提供を行っております。
また産地を厳選し安全な食材の選定、さらに試食を重ねより美味しい食材の選定も行っております。
栄養食事指導は外来・入院患者さん・ご家族を対象に行っております。食事内容や食事の摂り方などで質問がありましたら、お気軽に管理栄養士にお声がけ下さい。
その他NST(栄養サポートチーム)や緩和ケアチーム、褥瘡対策チームに所属し多職種と連携を図りながら栄養改善を行っております。

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入院中の食事について

病院の食事は常食(日常食に近い食事)と全粥食(消化に良く柔らかい食材中心の食事)などの一般食と、糖尿食・心臓食・腎臓食・膵臓食などの特別食に分かれています。
入院中の食事については医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・検査技師などの多職種による栄養管理計画に基づき、患者さんの症状に合わせた最適な食事を提供しております。
また、当院は抗がん剤治療や放射線治療による副作用として食欲不振や味覚異常など、様々な症状が見られるため、それらの症状に対応した食種をご用意しています。
副作用には個人差があるため管理栄養士が直接お話しを伺い、最適な食種の提案を行っております。

入院中の食事について

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栄養食事指導について

栄養食事指導は感染対策をしっかり行った上で、パーテーションの設置・マスクとゴーグルを着用して実施しております。
糖尿病や高血圧症・脂質異常症はもちろん、治療による食欲不振など食事に困っている方にも栄養指導を実施しております。
栄養食事指導に用いる資料は文字だけでなく、食品サンプルやイラストを多く使用し分かりやすい媒体を目指し日々改良を重ねています。
栄養食事指導希望の方はお気軽にお声かけ下さい。

栄養食指導について
栄養食指導について
栄養食指導について

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調理室の紹介

当院の調理室は地下にあり、1食約300食を総勢30人のスタッフが心を込めて調理作業に当たっております。患者さんと接する機会は少ないですが、いつも患者さんが食べている姿を想像しながら、美味しい食事を届けられるように努めています。

調理室の紹介

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QOL向上の取り組み

行事食

行事食はほぼ毎月実施しております。(図1)ひな祭りには「ちらし寿司」、土用の丑の日には「ひつまぶし」、お正月には「三が日メニュー」など季節を感じて頂けるように工夫しています。
また行事食には栄養士手作りのカードを添えて(図2)、少しでも温かい気持ちになって頂けたらと思っています。

行事食

図1

図2

イベント食

入院患者さんに楽しんで頂けるイベントとしてデザートの日を開催しています。
栄養士手作りスイーツを含めた数品からお好きなものを選んで頂けるイベントで、大変好評を頂いております。入院中でも楽しんで頂けるイベントをこれからも企画していきます。

イベント食 イベント食 令和4年度 『デザートの日』実施報告
患者サービス

入院中に誕生日を迎える方には、心を込めた手作りの誕生日カードとミニケーキを提供しております。

〈飛び出す花束カードとミニケーキ〉

患者サービス

〈長寿のお祝いカード 還暦〜卒寿〉

患者サービス

緩和ケア病棟には誕生日特別メニューの提供として天ぷらやバースデーケーキなど、可能な限り希望に添えるように対応しています。
過去には結婚記念日のフルーツバスケットやゼリーパフェを作成し、とても喜んで頂けました。

〈クマさんのフルーツバスケットとケーキ〉

〈クマさんのフルーツバスケットとケーキ〉

〈ゼリーパフェ〉
(柔らかい形態のデザートとして)

〈ゼリーパフェ〉(柔らかい形態のデザートとして)
アンケート調査

年に1回入院患者さんにアンケートを実施し、病院食で食べやすかったものや食べたいものを調査・集計・検討を行い日々の献立作成に活用しております。
アンケートで多く頂いたご意見として、抗がん剤治療中は「味が濃く軽食のようなものなら食べられた」「見た目が少量の方が食べやすい」などがありました。
そこでアンケート結果を元に、令和3年から“ひまわり食”という治療による食欲不振に対応した食種を新設しました。
太陽がある方向に向かって元気よく咲く花“向日葵”から、食欲がなく気分が落ちてしまった時に“ひまわり食”を食べて気持ちが上向きになるようなそんな食事なることを願い命名しました。
ハンバーガーやお好み焼き・焼きそば・サンドイッチなどの味がはっきりとしたものが中心で、品数を抑え手軽に食べられるメニューにしました。
今後も患者さんのご意見を参考しながら改良を行っていきます。

アンケート調査  アンケート調査
アンケート調査  アンケート調査

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