歯科医師と歯科衛生士で診療にあたります。がん治療中に生じるお口の中の様々なトラブルに対応することで、患者さんががん治療に専念できる様にしっかりサポートいたします。地元の歯科医院とも連携いたしますので、気軽にご相談ください。
【がんMRONJ外来について~がん治療とあごの骨壊死~】
当科ではがんの骨転移や多発性骨髄腫の骨病変などの治療に用いられる高用量の骨吸収抑制薬(ランマーク🄬やゾレドロン酸)の副作用である薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)の予防と治療にも積極的に取り組んでおります。
高用量の骨吸収抑制薬は骨転移や骨病変の進行抑制に非常に有効である一方で、長期使用による副作用としてMRONJの発生リスクが高まることが知られております。骨粗鬆症治療に使用される低用量薬と比較して30倍以上のリスクがあると報告されています。
また、乳がんに対するホルモン療法もがん治療関連骨減少症(CTIBL)によって骨が弱くなるため、プラリア🄬など低用量の骨吸収抑制薬が使用されます。リスクはランマーク🄬と比べて低いもののMRONJリスクがあります。
がん治療は歯科を併設していないがん診療病院でも行われておりますが、顎骨壊死の不安を抱えておられるがん診療医も多いと思われます。当科ではそういった病院のセーフティーネットとして、「がんMRONJ外来」を開設することといたしました。また、当院に通院中の患者さんで歯や顎の痛みに不安を感じている方への相談窓口も用意しました。
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患者様向けご案内
骨吸収抑制薬使用中に顎の違和感や不調が生じた場合は、遠慮なく主治医や当科にご相談ください。
当院患者相談フォーム
当科医療スタッフがご質問に回答いたします。
医療者の方(他院のがん治療医・開業歯科医師の皆様)向けご案内
当科は歯科を併設していない他のがん診療連携拠点病院や、一般開業歯科医師からのご相談・ご紹介にも対応しております。MRONJ患者の相談がございましたら、当科へご連絡ください。
医療者向け相談フォーム
当科歯科医師がご質問に回答します。
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月~金曜日
入院中および外来通院中のがん患者さんの診療を行っており、口腔外科・口腔内科疾患に限らず、一般歯科診療も行っております。また義歯担当医による診察日(週2回)があり、術後の難しい入れ歯の対応も行っております。
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〔歯科口腔外科医長〕
〔歯科口腔外科レジデント〕