放射線治療を必要とする悪性腫瘍の治療を行っています。当科は患者さん中心の医療をめざし、根治的治療が望める方にも、緩和的医療が必要な方にも適切な目標設定を行って診療に当たります。
従来、切除中心であった治療の領域でも、頭頸部がんにおける舌や喉頭などは機能温存、食道癌や子宮頸癌・前立腺がんなどでは臓器温存が可能となっています。また患者さんも次第に機能と形態を温存する治療を希望される方が増えてきております。当科は、国内有数の放射線治療の豊富な経験を持つ施設であり、こうした多くの患者さんのニーズに適切にお応えできるように以下のように総合的に努力しております。
札幌市外の方や通院困難な方のために、放射線科として47床の入院病棟を保有しています。
抗がん剤を放射線照射に併用する化学放射線治療や、定位放射線治療や強度変調放射線治療などの最先端の高精度外部放射線治療を行っています。また放射線同位元素を用いる密封小線源治療では、線源を遠隔操作で扱う高線量率照射も、直接線源を扱う低線量率照射も行っています。
さらに日常業務として、呼吸器科、血液内科、頭頸部腫瘍外科、婦人科、腫瘍整形外科などの専門分野の医師をまじえ毎週、臨床カンファレンスを行って、最適な治療に心掛けています。
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〔放射線診療部長〕
〔放射線治療科医長〕
〔放射線治療科医師〕
〔放射線治療科医師〕