ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)は子宮頚がんや子宮頚部異形成を引き起こす原因の1つとされるウイルスです。
HPVワクチンを接種することによって、発がん原因の60~80%を占めるタイプのウイルスを、ほぼ100%感染予防します。
このワクチンだけですべての子宮頸がんを予防することはできませんが、検診と併用することにより、全子宮頸がんの8割を未然に防ぐことができます。
なお、このワクチンはウイルス感染予防ワクチンですので、すでに異形成や子宮頸がんを発生している方への治療効果は期待できません。
下記に該当する方は、従来よりも子宮頸がんに対する予防効果の高い、7種類の高発癌性HPVウイルスに対する新しいワクチン(2種類の良性腫瘍に対するHPVも入っているため9価ワクチンといいます)を、札幌市の公費で無料接種できます。
接種を希望される方は、当院、地域医療連携室に電話をいただき予約してください。
下記に該当しない方も私費での接種は可能です。
札幌市ホームページ「HPV(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチン-札幌市」
https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/fy07hpvnew-1.html
(「ホーム」→「健康・福祉・子育て」→「健康(からだ・こころ)」→「感染症・予防接種」→
「予防接種」→「HPV(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチン」)
も参考にしてください。
① 札幌市在住で小学6年生~高校1年生に相当する女性
② 札幌市在住の接種対象から外れる世代で順次キャッチアップ接種対象となる方
(※詳細は札幌市のホームページを参照ください)
https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/fy07hpv-catchup.html(「ホーム」→「健康・福祉・子育て」→「健康(からだ・こころ)」→「感染症・予防接種」→
「予防接種」→「HPVワクチンのキャッチアップ接種について」)
①【従来の定期予防接種対象者】
<平成19年4月2日~平成24年4月1日生まれの女性>
※小学6年生~高校1年生の年齢に該当する方
初回の接種が・・・
〔1〕15歳の誕生日を迎えるまで ・・・・ 2回接種:(初回+6~12ヶ月)
〔2〕15歳の誕生日を迎えた以降 ・・・・ 3回接種:(初回+2ヶ月+6ヶ月)
※2回目は「初回」から1ヶ月以上あける
※3回目は「2回目」から3ヶ月以上あける
②【キャッチアップ接種対象者】
<平成9年4月2日~平成19年4月1日生まれの女性>
3回接種:(初回+2ヶ月+6ヶ月)
※2回目は「初回」から1ヶ月以上あける
※3回目は「2回目」から3ヶ月以上あける
①【従来の定期予防接種対象者】 無料
②【キャッチアップ接種対象者】 令和7(2025)年3月31日の実施分まで無料
※以降は自費になります
事前の予約が必要です。(令和5年8月1日より)
※内診などの婦人科的診察は必要ありません。
接種日 | 毎週火曜日~木曜日の15時00分~15時30分 |
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予約受付時間 | 毎週月曜日~金曜日の10時00分~15時00分 |
電話予約番号 | 地域医療連携室 011-811-9117 |
料金 |
①【従来の定期予防接種対象者】 |
②【キャッチアップ接種対象者】 |