呼吸器外科

北海道がんセンタートップページへ

単孔式胸腔鏡手術(Uniportal VATS)について

単孔式胸腔鏡手術後の実際の創部

単孔式 創部

従来は3つの小さな創で手術を行ってまいりましたが、2017年より1つの小さな創だけの手術(単孔式胸腔鏡手術;Uniportal VATS)も行っております。術後の痛みが少なく、美容的にも創も1つなのでより目立ちませんが、同等な手術成績となるよう配慮しています。肺や縦隔腫瘍の手術より開始し、徐々に適応を拡大し、肺部分切除、区域切除、肺葉切除を行なっています。 単孔式では難しいような手術でも、2つの創を増やすことで、従来の3つの小さな創の手術へも変更しやすいので安全性・確実性も担保されております。お気軽に御相談ください。

単孔式と従来型の胸腔鏡手術の比較(部分切除術)

単孔式と従来型の胸腔鏡手術の比較(部分切除術)

当科での単孔式(61例)と従来型の胸腔鏡手術(59例)を比べますと、術後の合併症の発生は同様に少ないですが、創部も小さく、痛みが少ないことがわかります。