平成29年6月14日(水)に当院会議室において、「がん遺伝子外来」開設の記者会見を行いました。
対象となる患者さんは、病理組織学的検査によって悪性腫瘍と診断された患者さん、現在、悪性腫瘍の治療が行われている患者さんです。保険診療の対象外の自費診療となるため、患者さんご自身に費用の全額を負担していただくことになります。
本外来は研究ではなく医療サービスとして、網羅的ながん遺伝子検査を実施し、一人一人の患者さんに最も適した治療薬の情報を提供するため、7月より「がん遺伝子外来」として開設します。
得られた検査結果はすべての診療科の医師が集まるCancer Board(カンファレンス)に提示され、推奨される治療法について遺伝子解析担当医を含む総勢50名以上の医師及び専門スタッフの意見を聞きます。その検討結果は、検査同意から約3週間後の外来にて患者さんにご説明します。
さらに、当院では治験への紹介だけではなく、自費診療を選択される患者さんに対しても、チーム医療を構築することで、患者さんによりきめ細やかな医療サービスを提供することを目指しています。