平成30年2月15日北海道江別高等学校において、1年生314人を対象に当院 髙橋副院長が「がん教育」の講演を行いました。
北海道のがん教育総合支援事業に基づき、がんの教育推進校となっている当校の今年度の取組テーマは「がんに対する正しい理解と、予防及び早期発見・早期治療の重要性を理解することで、健康の保持増進に積極的に努める態度を育成する。」というもので、髙橋副院長は専門家としての立場から講師として招かれました。
髙橋副院長は、「もっと知ろう がんのこと ~医療の現場から~」と題したスライドを用い、前半は「がん」とはどんな病気なのか、自分の細胞が変化したものであり、異常な細胞が増えたものであること、特徴として転移するものであること、その進行と自覚症状、原因について分かりやすく説明し、後半はがんよる死亡率が北海道は全国と比較して高いこと、その要因として、がん検診の受診率が低いこと、タバコの喫煙率が高いことを挙げ、大切な人・命を守るために、ご両親などに定期的にがん検診を勧めること、タバコは絶対に吸わず、吸っている人には禁煙を呼びかけることなど、がん予防と早期発見の重要性を説明しました。
また最後には「がん」は誰にでもおこりうる病気であるということを理解して、もし身近な人・大切な人が「がん」にかかったら、しっかり治療できるよう、優しい気持ちでフォローしてほしいと話されました。