北海道がん患者連絡会では、がん患者さんとその家族、支援者との交流と連携を図るために交流会を開催しています。今回で5回目となる交流会が平成30年2月28日に北海道がんセンター大講堂で開催され、道内各地より56名の参加がありました。
第1部では札幌禎心会病院の放射線治療センター長の晴山雅人先生をお招きし「からだに優しいがん陽子線治療」というテーマでご講演いただきました。陽子線治療は、外科手術や従来の放射線治療では治すことが難しかった種類のがんに対しても優れた治療成績を示すことが明らかになってきており、参加者の皆さんは熱心に聴講されていました。
第2部の意見交流会では、「今、がん患者さんたちが困っていること、望むこと」をテーマに話し合いを行いました。「主治医とうまくコミュニケーションがとれない」「同じがん患者でもがんの部位が違うと話しづらいこともある」など短い時間でしたが各グループとも活発な話し合いがなされていました。
講師の晴山雅人先生
意見交流会の様子