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「難治性がんの現況と、北海道はなぜ死亡率が高いのか」について講演しました。

  平成29年6月3日(土)かでる2・7にて難治性がん啓発キャンペーン実行委員会主催の下、難治性がん医療セミナーが行われ、当院近藤院長は特別講演の講師として招かれました。参加者は83名でした。
 講演は「難治性がんの現況と、北海道はなぜ死亡率が高いのか」をテーマに、男女による性別差、年齢、都道府県別等、様々な角度から分析した結果を話しました。
 中でも、全国平均から導き出した北海道における罹患部位別の死亡率の話では、すい臓がんや肺がんが全国平均から大きく上回っている現況には、参加者の多くが興味を持ち、5年生存率が50%未満であるすい臓がんや肺がんが、難治性がんであることを強く印象付けるものでした。
 また、受動喫煙による肺がんリスクは1.3倍であること、肺がんによる死亡と喫煙の関係では、たばこ消費量が下がり始めて20~25年経って死亡率が減少することは、多くの参加者が関心を寄せていました。
 最後にいかに難治性がんによる死亡を防ぐかには、喫煙と関連深い肺がんなどが多いことから予防のための禁煙、検診による早期発見の重要性、がんゲノム医療の浸透のほか、患者中心となった六位一体によるがん対策の方法が必要不可欠であると締めくくりました。

写真写真

■講演を行う近藤院長と医療セミナーの様子

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