平成27年9月25日札幌市南区にあります札幌市立簾舞中学校において、全校生徒143人を対象に当院 近藤院長が「がん教育」の授業を行いました。
昨年度より始まった北海道のがんの教育総合支援事業に基づき、今年度は札幌市立簾舞中学校が、がんの教育推進校に指定されており、生徒、教職員のほか近隣の住民の方も参加されました。
当日の講演依頼は、「がんに関して正しく理解し、健康と命の大切さについて主体的に考える態度の育成」という内容でした。
近藤院長は、がんの専門医としての立場から「がんのことを知ろう 中学生向(予防編)」と題したスライドを用い、普段一般の方向けの講演会よりも、分かりやすい内容を心掛けて授業を行いました。
がんの予防のために、若い年代から心掛けてもらえるよう、食事、運動、喫煙など身近なことを題材にした質問で、たくさんの生徒さんにマイクを向け、ひとりひとりが「がん」について考える授業となりました
がんになるのは人ごとではなく、早期発見により治せる可能性が確実に高くなることを説き、いま自分に何が出来るのかを問い掛けました。
昨今のテレビ等メディアによる「がん」に対する報道も影響があり、生徒の皆さんの表情は真剣なもので、熱心に聴き入っていました。
当日はがん経験者の方の体験談もあり、生徒の皆さんは「がん」について考えさせられる1日となったことでしょう。