「がん」についてのミニ講演会

当院はがん診療についての知識、経験が豊富ながん専門医を派遣して、「がん」についてのミニ講演会を開催するお手伝いをさせていただいております。

今回は白石地区連合町内会女性部、札幌医師会白石区支部の主催により、平成28年2月19日（金）14：00～15：00に、白石会館でミニ講演会を行いました。

講師は当院の統括診療部長髙橋将人先生で、テーマは「乳がん～みんなが知りたいこと、医者がみんなに知ってほしいと思っていること～」で講演を行い、連合町内会女性部から56名の方にご参加いただきました。

講演内容は以下のとおりです。

乳がんは部位別死亡数４位であるが、30代から60代までの女性のがんの死亡原因のトップ。
乳がんで命を落とさないためには①予防②検診③適切な治療が必要。
北海道の乳がん検診率は28％で低く、さらに検診率を上げる必要がある。
マンモグラフィを受ける場合は読影能力の高い医師が診断できるしっかりした検診施設で受けるべきであり、月１回の自己触診もとても大事である。
乳癌になったら適切な治療機関を選ぶことが必要であり、①乳がんの治療患者が多い、②手術数は一応の目安、③科学的根拠のある全身治療を行っているかどうか？ ④乳腺専門医・学会報告や論文、自分たちの治療成績をつねにチェックし分析している、が判断材料となる。