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各センターのご案内

呼吸器センター長就任のごあいさつ

呼吸器センター長 : 大泉 聡史

呼吸器センター長 大泉 聡史

平成25年6月当院に「呼吸器センター」が設置されました。平成25年10月にはさらに「サルコーマセンター」と「高度先進内視鏡外科センター」が設置され、「呼吸器センター」はこれらの院内センター化構想の第1弾ということになります。呼吸器悪性腫瘍の診療を統合する新たな枠組みを作って関連各科の協力体制をより緊密にすることにより、これまでにも増して質の高い、安心できる医療を提供していこう、というわれわれの意思表示であると考えていただければ幸いです。

「呼吸器センター」に含まれるのは、中心となる呼吸器内科と呼吸器外科に放射線科と緩和ケア内科が加わった4つの診療科です。ご存知の通り、私の属する呼吸器内科はがんの診断と抗がん剤治療、呼吸器外科は外科手術、放射線科は放射線治療、緩和ケア内科は症状緩和治療のエキスパートです。呼吸器悪性腫瘍のほとんどを占める肺がんの治療では複数の治療法が併用されることが多く、各診療科の連携が不可欠です。また近年急増している高齢者や合併症のある患者さんには体にきつくない治療が求められるため、柔軟で繊細な総合判断が必要となります。これまでも各診療科内でのカンファレンスに加えて、呼吸器内科と呼吸器外科、呼吸器内科と放射線科が行う週1回のカンファレンスを通して最善の治療ができるよう努めてきましたが、今後は「呼吸器センター」としてさらに各診療科の連携を強化していく所存です。

われわれの使命はより多くの患者さんに最新最善のがん治療を安心してうけていただくことです。肺がんが増え続ける中、長くなりがちな入院待機期間の短縮、治験など先進治療をうけられる患者さんのリクルート、緩和専門病院や地元の医療機関へのよりスムーズな治療の引け継ぎ、など「呼吸器センター」が取り組むべき課題がいくつもあります。まずは関連各科の垣根を低くして限られた病床を流動的に最大活用することで患者さんの受け入れ態勢の改善を図り、患者さんや紹介医療機関からの信頼に応えていきたいと考えています。

呼吸器センター イメージ図
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