各センターのご案内 - 病院のご案内

各センターのご案内

がんゲノム医療センターのご案内

がんゲノム医療センター長:髙橋 將人

 遺伝子パネル検査といわれる方法で、がんの組織からDNAの情報を抽出し、一度に100以上の遺伝子の変化を分析することができるようになりました。この結果に基づき、効果が期待できる薬剤を優先的に使用するのが、「がんゲノム医療」です。

 厚生労働省は遺伝子パネル検査が保険適用されるように、非常に急速なスピードで様々な仕組みを整え、全国に11のがんゲノム中核拠点病院が認定しました。我々の病院はその中核病院に連携することで、このがんゲノム医療センターから、保険適応で遺伝子パネル検査が検査可能なシステムを整えております。検査結果が判明するまで約1ヶ月程度の時間を有しますが、患者さん個々のがんに理論的根拠に基づきオーダーメードで治療方針が建てられる可能性があります。

 ただ、この保険適用でこの検査を行うことができる方は、がんに対する標準的な治療が終了した方だけです。また、検査できる組織は3年以内のものにしか補償がされていません。さらに検査が可能であっても現状ではこの検査により有効な治療に結びつく可能性は、報告によれば1,2割程度と決して高くないのが実態です。保険適用となってもかなり高額な検査ですので、その点をご理解いただきたいと思います。

 また、判明した遺伝子の変化から、その方に発生したがんが遺伝性のものであることが偶然発見されることもあります。その場合には必要に応じて、本人および血縁の方への遺伝カウンセリングをうけることができるシステムも整えております。

 令和とともに新しく生まれたがんゲノム医療は、その期待と問題が折り重なって存在しています。がんゲノム医療センターは患者さんに有効な治療をお届けできるように、様々な問題点を解決してまいります。

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