わが国におけるがんによる死亡数は年々増加し年間37万人に達しています。 全国統計による2014年度の都道府県別のがん年齢調整死亡率(75歳未満)によると残念なことに北海道は青森県についで2番目に高い死亡率になっています。 がんは、複数の生活習慣・環境因子と遺伝因子が複雑に作用し合って発症するため、がんの死亡率を減らすには、生活習慣を改善してがんの予防をすることと早期にがんを発見し治療することが重要です。
当院は、北海道のがん拠点病院としてがんによる死亡率を低下させるためにがんに対する最先端の治療を提供するとともに、がん検診にも力を入れています。この度、がん検診を円滑に行い、がんの早期発見・早期治療の重要性を理解してもらい、がん検診を更に推進させることを目的に検診センターを開設しました。
当院では、5大がん(胃、大腸、肝臓、肺、乳房)を中心にさまざまながん検診を行っています。
主ながん検診としては腹部3大がん検診(腹部エコーによる肝臓、胆のう、膵臓、腎臓検診、胃内視鏡による上部消化管検診、便潜血反応による大腸がんスクリーニング)と腹部3大がん検診に低線量肺CTによる肺癌検診を加えた4大がん検診があります。その他臓器別の検診として子宮がん検診、乳がん検診、前立腺がん検診,胃内視鏡検診、大腸がん検診などがあります。 検診を担当するのは当院の各科のがんのスペシャリストですので安心して受診して下さい。
詳しいことについては、予約センターにお問い合わせ下さい。